この度のご葬儀では、故人様のお連れ合いのご葬儀をお手伝いした際に、直接ご自身の葬儀へのご要望を伺っておりました。

例えば祭壇に飾るお花は、胡蝶蘭やバラをふんだんに使い、白を基調とした飾り付けをご希望されておりました。

また通常、供花は白菊の他、ピンクや黄色のお花もアクセントとして散りばめるのですが、白がお好きな故人様からは全て白いお花で統一して飾り付けをしてほしいとのご要望がございました。

また、ご遺族からは、ご葬儀までの故人様との過ごし方やお棺に入れて差し上げたいもの、想い出コーナーやメモリアルムービーなどの式進行についての具体的なご要望がございました。

特に強いご要望だったのが、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、一般の方々のご参列を制限される方が多い時期でしたが、故人様を多くの方に会わせて差し上げたいとのご要望がございました。

そして、ご葬儀が終わってからは、「終の宿 かれん離宮」での49日法要の施行をご希望されました。

こちらのご葬家とは今回の故人様のお連れ合いの葬儀のお手伝いをしてからのお付き合いでした。

特に故人様とは前回は喪主と担当者という立場ということもあり、法事やお盆などの仏事の度にお手伝いをさせていただいたので、「もしもの時があったら、自身の葬儀はこうして欲しいんだ」なども遠慮なく話してくださる間柄でした。

ご不幸が起きてからは、生前に故人様から伺ったご要望とご遺族のご要望をすり合わせながらお打ち合わせを致しました。

祭壇のお花などは故人様が望んでいたように胡蝶蘭や白いバラをふんだんに使用した祭壇を用意し、また、ご遺族の要望に合わせ、想い出コーナーの飾り付けや、メモリアルムービーの写真の配置なども思考錯誤しました。

また、参列される一般の方を制限する方も多い中、お世話になった大勢の方をお招きしたいとのご要望があり、感染拡大防止に細心の注意を払いつつ、皆様にきちんとお別れをしていただく為に、開式前はお棺、焼香台を入り口付近に配置し、参列することができなくてもお顔を見てお別れができるように配慮致しました。

今回のご葬儀に限らず、
〇お客様のお心に寄り添いながら、どのような想いを込めてご葬儀に望まれるのかを常に考えること
〇ご葬儀に臨むまでにご不明な点が無いよう努めること
〇ご要望を可能な限り実現する為に尽力すること
〇より良いご提案をさせて頂くこと

以上の点を忘れずに、ご葬儀のお手伝いをしております。
今後も、お葬式に留まらず、法要などの仏事でもお客様が安心感を持って臨んで頂けるようにお手伝いさせて頂きたいと思います。