こんにちは、終の宿 かれん離宮のスタッフの中山です。
今回はお位牌についてのブログです。
仏教でのご葬儀には欠かすことのできないものですよね。
かえって仏教でない方には、身近にあるものではないかもしれません。
「お位牌ってなんだろう?」「黒に金で重々しくて嫌なの」「オシャレなものはある?」
そんなお悩みを解決できればと思います。
まずは、そもそもお位牌とは何なのか。という部分からお知らせできればと思います。
様々な考え方があるので何が正解かと言われると難しいものですが、
私なりに解釈した形でお伝えしようと思います。
お位牌とは、<故人様の霊魂が宿るもの>です。
ご逝去されて、肉体がなくなり霊魂になった故人様が肉体の代わりに寄り付く物。
依代(よりしろ)なんて言葉を聞いたことはありませんか。まさに、そんなイメージです。
お位牌にも種類があることを皆さんご存知ですか?
昔ながらの黒に金の縁取りのようなものから、デザイン性の高いものまで。
より「故人様らしいお位牌」を選べるようになっています。
お位牌は、お手をあわせる対象になるので是非お気に入りのものを見つけてください。
それでは簡単にお位牌の種類をご覧ください。
伝統的なお位牌ですね。昔ながらのお位牌ですので、パッとイメージされるお位牌はこちらの方が多いのではないでしょうか。
このタイプのお位牌の中にも様々な種類があります。写真の物は「勝美」と言われる形です。
角が少なく柔らかい印象の物や重厚感の多い物など。故人様のイメージに合うものから選ぶことが可能です。
こちらのタイプは、天然木を使用したお位牌で木目の美しさが映えるお位牌です。
弊社では黒檀と紫檀からお選びいただくことが可能です。 このタイプのお位牌にも、塗位牌と同様に様々な種類があります。
写真の物は「紫檀の春日」と言われる形です。
年月が経てば、劣化してしまうお位牌ですが、このタイプは木の良さが出てくるので、そういった変化も楽しめるお位牌です。
私は、劣化しづらく、変化も楽しめるこのお位牌がお気に入りです。
より現代風なお位牌ですね。上記にある写真のものは、ほんの一部で様々な形・材質のものがあります。
カラフルなものから、クリスタルのものなど。これまでのお位牌に囚われないデザインが魅力のお位牌です。
そういった意味では、より「故人様らしいお位牌」を選びやすいタイプかもしれません。
弊社でもたくさんの種類をご用意しておりますが、種類が本当に多いのでカタログから選ぶしかない点が難点かもしれません。
ひとつのお位牌の中に、複数のお名札が入っているタイプのお位牌。
お仏壇の中にたくさんのお位牌がある場合などに、まとめる際に作成します。
その際には、名札の表紙には【○○家先祖代々之霊位】と書かれることが多いです。
蓋を開けてみると、たくさんのお札が入っていて、たくさんのお位牌をコンパクトにまとめることができる使いやすいお位牌です。
お位牌のイメージとは少し離れてしまうかもしれませんが、ご先祖のお名前を記していく手帳のようなものです。
ご宗派によっては、お位牌は作らずに過去帳を用いることがあります。浄土真宗などが過去帳を使用するご宗派になります。
お位牌にはさまざまな大きさがあります。
「お父さんは大きな人だったから大きいお位牌にしよう」 残念ですが、大きく作ってあげることはできないかもしれません。
「故人様らしいものを」と言っておきながら申し訳ございませんが、お位牌の大きさは仏様になった順で小さくしていきます。
ご先祖より大きくすることは良くないですよ。ということです。
お位牌について、簡単にご紹介いたしました。 昔ながらのお位牌にも、現代風のお位牌にも良いところがあるので悩みますよね。
お位牌はずっと残っていく故人様の象徴です。 お位牌を見たときに、その人を思い出せるようなものを選んでいただけたらと思います。
何か気になることがございましたら、お気軽にご連絡ください。
株式会社イズミヤ 終の宿 かれん離宮 TEL 0120-76-1156