こんにちは、かれん離宮の中山です。
今回は、【新盆】に関する記事です。
ゴールデンウィークを過ぎると、あっという間に夏がきてお盆ですね。
茨城県は、8月にお盆の飾り付けやお参りに行くことが多いと思いますが、
東京など一部地域では、7月に飾り付けやお参りに行くので、よりあっという間だと思います。
お盆は仏事では欠かすことができない行事の一つです。
ご先祖様が、あの世からこちらに帰ってくると言われています。
特にご逝去されて49日が経って、初めて迎えるお盆は【新盆や初盆】と言われ
普段よりも盛大にお供えや飾り付けをしてお迎えをします。
新盆などは地域の風習が色濃くでますので、記事内は茨城県南地域の風習だと思ってください。
おそらく関東地域は似たような風習だと思いますが、注意が必要です。
また以前、新盆の知識についても記事を書いていますので宜しければご覧ください。
新盆のお参りに伺う際には、お香典を持参することになると思います。
では「一体いくら包めばいいのか」と迷われると思います。
故人との関係性や地域によっても金額が変わります。
相場など有って無いようなものです。参考程度に考えていただければと思います。
続柄・関係 | 金額 |
親・兄弟 | 10,000~30,000円 |
祖父母 | 5,000~10,000円 |
親戚 | 5,000円 |
友人 | 3,000~10,000円 |
近所 | 2,000~5,000円 |
会社関係 | 2,000~5,000円 |
書いていても本当に迷いますね。正直、金額の話は難しいです。
決まりはないので、あくまでも参考程度に、ともう一度お伝えしておきます。
袋の表書きは「御仏前」を使用しておけば間違いはないと思います。
ただ、ひとつ言えるのは「一番大切なことは気持ちを込めて」と言うことです。
大金を包んでも、ご供養の気持ちがなければ意味はないでしょう。
故人を【供養する気持ち・遺族を労う気持ち】どちらも欠かすことなくお参りにいきましょう。
次は新盆のお供え物についてです。
親戚関係などの場合には、香典とは別にお供え物を送ることも多いです。
送る物は、提灯やお菓子、果物やお花などが多いでしょうか。
特に茨城県南地域だと提灯を送り合うことが多いです。
提灯にも様々な種類がございます。
一番イメージしやすい物のは、膝丈~腰丈ほどの高さの3本脚の提灯でしょうか。
その他にも、天井から吊るすようなタイプもあります。
また材質によっても費用が大きく変わります。プラスチックもあれば本物の木材を使っているものあります。
決まりはないので、飾る場所のスペースや雰囲気などを考慮して選んであげるといいと思います。
6月から弊社でもお盆商品の展示会を行いますので、決まり次第告知いたします。
その他には、お菓子や果物などをお持ちになる方やお花を贈る方も多いです。
金額はおおよそ3,000円~10,000円位が一般的と言えるでしょう。
熨斗(のし)をつける際には、「御仏前(ごぶつぜん)」にしておけば間違いないでしょう。
お盆は夏の暑い時期なので、生ものをお渡しする場合には注意が必要です。
かえって、お花や果物は何度お供えしても傷んでしまうので、当家からも喜ばれると思います。
今回は、香典やお供え物のお話をしました。
葬儀に携わっている我々からしても金額の話は難しいです。
正解はないと思います。皆さんが足並みを揃えやすいように相場はありますが。
ただ一つ言えることは、一番大切なことは相手を思いやる気持ちと言うことです。
高額を包めばいいわけでも、良い物を贈ればいいわけでもありません。
相手を思いやる気持ちがお金や物に変わっただけであり、決してお金を渡しに行くのが目的ではありません。
ご供養の気持ちと家族を思いやる気持ちを忘れずにいきましょう。
株式会社イズミヤ 終の宿 かれん離宮 TEL 0120-76-1156