こんにちは、かれん離宮の中山です。
今回のコラムは、葬儀とマスクのお話です。
新型コロナウイルスの流行で、マスクは必要不可欠な物となりました。
私も先日、家に帰る途中に買い物をしよう思ってお店に車を停めたんですが、
マスクを持っていないことに気が付いて諦めて帰りました。
「自分の身を守るため」より「他の人に嫌な思いをさせる」と思ったというのが正直な気持ちです。
初めに結論から申し上げますと、葬儀の場であってもマスク着用は必須です。
100%と言ってもいいくらい、皆さんマスクを着用してくださっています。
では、コロナ禍以前のマナーについて解説していきます。
コロナ禍での通夜についての記事はこちらから↓
コロナ禍での葬儀についての記事はこちらから↓
コロナ禍以前は、葬儀の場でのマスク着用はあまり良しとはされておりませんでした。
勿論風邪をひいていたり、アレルギーをお持ちの方は着用していましたが、
式場の着席される際には、なるべくマスクを外そうとする方が多い印象でした。
我々、従業員もマスクを着用して式の手伝いをするのは、どこか良しとされていない雰囲気がありまして、、
花粉症の私としては辛い思いをしていました。
はじめにお伝えしたように、マスク着用は現在、当たり前のマナーとなっております。
弊社では、マスクをお持ちでない方には配布もしているくらいです。
マスクが必須の生活になってから、様々な種類のマスクが出てきました。
黒いマスクや、模様のあるマスク、布マスクなどなど。
以前、葬儀では黒マスクがマナーとネットやSNSで話題になりました。
葬儀の現場で働いている我々から実際の現場をお伝えすると
ほとんどの方が白マスク(不織布)を使用されています。
黒マスクだから、布マスクだからというマナーはありません。
マスクを着用するのは、そもそもは身を守るためです。
こういった時代にマスクをつけるのは自己防衛として当たり前のことです。
では、マナーとは一体なんでしょうか。
私は、「お互いが不快に思わないためのもの」だと思っています。
自分が良くても相手が嫌な思いをしたらマナー違反なのです。
葬儀や結婚式などの儀式は一生でそう何度もするものではありません。
そんな大切な時間に、当家に余計なことを考えさせてほしくないなと思います。
極端にいえば、お葬式に白いスーツ、白いネクタイを着ていったら相手は驚くでしょう。
こういったことは感情は余計なことだと思います。儀式に集中してほしいのです。
現在、マスクを着用するのはマナーとなりつつあります。
「自分の身を守るため」から「相手の身を守るため」という認識に及んできているからだと思います。
お互いが不快に思わないためのものになってきているのです。
マスクの色は、相手の立場になって考えましょう。
今では色の着いたマスクも珍しいものではありませんが
あまり派手な色だと驚かれるかもしれません。
私自身もですが、常に相手の立場になって考えていきたいものです。
株式会社イズミヤ 終の宿 かれん離宮 TEL 0120-76-1156